霧に包まれた冷杉の森

The Forest
Guide

常緑の森林について知る

古代の冷杉が
守る緑の聖殿

波打つ冷杉林地の森は、樹齢数百年を超える日本産モミ(Abies firma)とウラジロモミ(Abies homolepis)を中心とした常緑針葉樹林です。標高300〜600メートルの波状の地形に広がり、独特のマイクロクライメートを形成しています。

林床には厚さ数センチに及ぶ苔の絨毯が広がり、多様なシダ類と野生の花が季節ごとに彩りを添えます。林内を流れる清澄な渓流は、この生態系全体を支える命の水脈です。

この森が位置する高尾山系は、東京から最も近い本格的な山岳植生地域として、植物学的にも高い価値を有しています。

生態系について詳しく
朝陽を背に立つ冷杉のシルエット
朝光の中に佇む冷杉の巨木群 林間に差し込む朝の光 · Morning light in the glade

林地の主な植物たち

冷杉の幹クローズアップ
Abies firma · Abies homolepis

日本産モミ・ウラジロモミ

この林地の主役。樹高30メートルを超えるものも多く、力強い幹と鮮やかな緑の針葉が印象的です。

苔の絨毯
Musci · コケ植物門

苔類 ─ 森の緑の絨毯

40種以上の苔が林床と岩石を覆い、豊かな緑の絨毯を形成。高い保水力が森全体の湿度を維持します。

冷杉の根元のシダと苔
Pteridophyta · シダ植物

ウラジロ・イノデ

渓流沿いに群生するシダ植物群。フレッシュな緑の葉が光を受けて輝く様子は、林地の象徴的な景観です。

847ヘクタール保護林面積
320+最古の冷杉の樹齢
140+確認植物種数
98%純度林地内水質純度
ビジター情報